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ワトゥサ W・リップスティック#489〜491

#486〜488の続きです。

今回発売の6カラーを「企み女の色揃え」と書きましたが、言い換えれば「演出ごっこ色揃え」です。

486可愛い女、487モダンな洒落女、488不良系カッコイイ洒落女(フェイ・ダナウェイ)
で、
489クレバーな女、490取り澄ました淑女、491小悪魔を気取った真面目女

は、私の勝手な妄想です。

(#486〜489、少し書き足しました。)

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●489タンジェリン

名前はいわゆるミカンですが、ミカン色ではありません。
オレンジ系ですが、ハッチャケオレンジではなくて、クレバーを演出するようなしっとり落ち着いた色。

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キャッチにはノーブルシック、ドレスアップ顔、とありますが、私の受け取り方はちょっと違いました。

例えばコットンや麻のワンピースに合わせるとナチュラル加減がしっくり来て、
いっそ堅苦しいガチガチのスーツに合わせると隙のない女性になる、私、おバカじゃないのよ、みたいな。

488フェイを強くした色で、口紅らしく赤みも挿すので、ふだんにもとても使いやすい色です。


●490ノーブルレディ

私はこの色は(素地ではなくメイクで作られたものだとしても )陶器肌でなきゃノーブルにならないわ、肌が荒れていたらヤサグれるわ、と言ったのですが、
全然カンケーないそうで、唇の輪郭をしっかりとってキリリと塗ることで、どんな肌でも美しくなるそうです。
果たして、たいしたベースを作らずにキリリと塗ってみましたら、なるほど、ヤサグれるというよりタカビー?な別嬪上品になりまして。

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ヤンキーカラーではなくて、いわば淑女色、取り澄ました淑女色。
サブロオ氏がヤサグれ色を作るわけがないのですが、ある意味、端正な取り澄ましとヤサグれはキワで類似しているような気がしました。

モーブ系、深みあるモーブ系ゆえ、クラシカルなデザインの服装には打ってつけ。
けど、これもカッチカチの細身のスーツに使うとカッコイイ取り澄ましたエロ秘書みたいな(^_^;)
いや、イロケが漂う堅さってカッコイイと思うのですが、そのような意味です。

サブロオ氏自身が「綺麗な色でしょう?」とかなりのお気に入りカラーです。


●491ブラックベリー

これはホントはブラックベリーじゃなくて、本当のブラックベリーとして発色したカラーはもっとダークなカラーだそうですが、登録しちゃってこの名になっちゃったそう。

確かに本体はかなりブラッキーですが、塗ると透明感の強いヌケの良い可愛い赤です。

ザ・赤!な3色、481ヴィヴィッドレッドや482レッドレッド、483ヴェリーレッドと比べると確かに黒みが入っていますか、青みのダークピンクとも表現したくなる色です。

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本体を見てギョッとしないで欲しい、本当に美しい綺麗な華やぎカラーです。
華やぐけど浮かない、色そのものも透明度が高い(質がトランスではなく色そのものの透明度)顔がスッと透明になる色。
私は大好きです。

483ヴェリーレッド(すっごく赤)と比べるとこんな感じです。

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キャッチはこれこそが小悪魔、策略女ですが、私はこの色に策略は見いださない。
むしろ「小悪魔を演出した根は真面目女」のイメージです。
「本物の小悪魔や魔女は486シックスティーンマーチで毒を隠す」と語ると、大笑いでウケて納得されました。

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付録話し

W・リップスティックは9月に6カラーと2月に6カラー、分けて発売しましたが、実際には両方の12カラー全部で一括りにしてください。
前回は赤だらけになるからピンク2色を足しました。
赤の締め括りが今回の491ブラックベリーです。
他は赤以外の「ない色」モーブやベージュを添えました。

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尚、今回、「売れ線」とか「世間に媚び」とかの制約は全くナシで、とにかく我が儘に「僕が大好きな色!」を伸び伸びと発色しています。

サブロオ氏が作るカラーの源は若かりし日々を過ごしたパリにあります。
私がやたら聞かされるのは「パリのお洒落なババァ」(^o^)
ババァなんていけない言葉ですが、それは50代や60代程度じゃない、80代90代の「やたら洒落た」マダムたちゆえに出てくる言葉です。

例えば日本人なら尖ったお洒落をする20代や30代が使うような激紫黒いネイルですが、暇を持て余してティーサロンでお喋りに興じるババァたちの足に塗られたペディキュアがそのような色だったそうですよ。
若かりしサブロオ氏の目にはそれはそれは鮮烈な美しさでインプットされたそうです。

W・リップスティックの480マリーを私は「年を重ねた人に必需な顔色がアがる色」と書きましたが、それは全くの大正解だそうで、
ソースはやはり若かりしサブロオ氏がパリで見たマダムの唇にあります。
ボン・マルシェ公園のベンチに孤独に佇む60代か70代だかくらいのマダム(敬愛を持ってババァと呼ぶが)の唇をしっかりと美しく彩っていたカラーの記憶の再現です。
曰は「マリーはグレイな肌すら美しくしてしまう色」だそうです。
グレイな肌て……

「サブロオちゃまのパリの話しはババァばっかり!」と嘆くと
「何言ってるの、ババァがめちゃくちゃに美しくて驚いたのよ。」
で、ソースはそこにあるのです。

だから80代90代とは言いませんが、ワトゥサはカワユイパッケージも中身も成熟したオトナ、だけどお茶目でヤンチャなオトナ、小悪魔や魔女を気取って遊べるオトナへのメッセージなのです。
(もちろん若い方も使ってくたさい。)

ニュアンスカラーズに代表される、一掃けで若返る(若くではなく若々しく)マジックもここが源。
若々しさの象徴、頬をバラ色に、瞼を静脈色に。


超こだわりの手作り石けん屋さんしています。
よろしくね(^-^)

ーーAltiganale mitomi みみちゃん石けんーー
http://mimichan-sapone.no.coocan.jp/

by mimi-ch | 2014-02-28 08:02 | ワトゥサ